トレーニング

やり投げとオーバースローは同じ投げ方?初心者必見、2つの投げを徹底解説!

この記事で分かること

・やり投げとオーバースローの投げ方は同じ。
・やり投げとオーバースローのそれぞれの特徴。

やり投げを始めたばかりの選手で、

やり投げってなんか特殊な投げ方だなぁ

って思ったことはありませんか?

 

僕も始めてやりを投げた時は、なんだか難しいなと思っていました。

投げてもまっすぐ飛ばないし、やりは長いし、投げにくいとも思っていました。

 

しかし、やり投げも実は野球と同じようなオーバースローのように投げれるのです。

もちろん、飛距離をそれなりに投げたいのなら、助走であったり、クロスステップ、ラストクロスなどの細かい技術を高める必要がありますが、ちょっとした投げ方のコツさえ掴んでしまえば、初心者でも数十メートルくらいは投げれるようになるでしょう。

 

ただ単に投擲を行う程度ならコツさえ掴んでしまえば、始めたその日のうちにできるようになると思います。

やり投げを難しく考えてしまう方もいると思いますが、ボールなどを投げたことあるのならば、やり投げも投げられるはずです。

言ってしまえばやり投げもオーバースローも同じような投げ方ということです。

 

そこで今回は、やり投げとオーバースローの投げ方について詳しく解説していきます。

それではいってみよう!!!

 

 

やり投げとオーバースローの違い

やり投げは特殊な投げ方と思われがちですが、オーバースローと投げ方は対して変わりません。

他の投擲種目のように回転投げやグライド投法など技術を習得するのに時間がかかるのに対して、やり投げは助走をしてオーバースローのように投げるだけなので他の種目に比べるとイメージが掴みやすいんです。

 

僕も高校から陸上競技部に入部し、砲丸投げと円盤投げをやっていましたが、始めて投げる物で投げ方の技術習得にかなり苦労しました。

ところが練習の合間に投げていたやり投げに関しては、はじめて投げたにも関わらず、そこそこ投げることができました。

遊びで投げたやり投げが、メイン種目でずっとやってきたわけです。

 

中学生の時に野球をしていたこともあり、ボールを投げたことがある人は、技術があまりなくてもある程度の距離を投げることが可能です。

しかし、やり投げとオーバースローの投げ方は同じと言っても、多少は違うところがあります。

 

それは、

・テイクバックの有無

・リリースのタイミング

2点です。

 

この2点について詳しく解説していきますね。

 

テイクバックの有無

やり投げとオーバースローの見た感じの違いは、

・テイクバックを取るかどうか

にあります。

テイクバックとは、野球選手がボールを投げる際に反動をつけるため腕を後方に一旦引く動作のことです。

 

野球で言うとピッチャーを想像してもらえばわかるように、テイクバックを取ってから投げるのが基本です。

しかし、やり投げにおいてはやりを後方に引いた状態から投げるためテイクバックは取らないのです。

 

通常はクロスステップに入る際に、まっすぐやりを引いてきますが、中には、やりを下から引いてテイクバックのように持ってくる選手もいます。

現在の世界記録保持者であるヤン・ゼレズニー選手がこのような引き方をして、記録をおさめてます。

 

やり投げにおいてもテイクバックを入れた方がよりやりを投げる際に勢いがつきます。

しかし、これはやってみると分かるのですが、

テイクバックのようにやりを引くとやりがブレてしまい、思うように引くことができません。

 

相当な技術と練習が必要となりますので、始めたばかりの選手はテイクバックを取らない引き方をおすすめします。

 

リリースのタイミング

次にやり投げとオーバースローの投げ方の違いとして注目すべきは、

・リリースのタイミング

です。

 

ほんのコンマ数秒の違いですが、野球選手が行うオーバースローとやり投げ選手が行うオーバースローではリリースのタイミングが異なります。

 

野球選手が行うオーバースローの場合は、ピッチャーを想像してもらうとイメージしやすいと思いますが、ボールを低く速く投げようとすると、ボールにスピンをかけるためリリースが前の方になってしまいます。

一方、やり投げ選手が行うオーバースローの場合は、飛距離を競うので遠くに投げようとするため、少し角度をつけます。そのため、腕が顔を横切る時にはすでにやりをリリースしている状態なのです。

 

もしも、やり投げ選手が野球選手のように前の方でリリースしたらやりの弾道が低く、飛距離が伸びないことでしょう。

 

反対に野球選手がやり投げ選手のように顔を横切る時にボールをリリースしたら、ボールがすっぽ抜けたように飛んでいくことだと思います。

 

特にやり投げにおいては、

・リリースのタイミングひとつで、記録に雲泥の差が生まれます。

 

記録が伸び悩んでいる方は、フォームばかりに気を取られるのではなく、リリースのタイミングも意識して練習してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回の記事で重要なポイントは、

・やり投げとオーバースローの投げ方は同じであり、ボールなどを投げたことがある人はやりを投げるイメージが持ちやすい。
・やり投げとオーバースローの決定的な違いは、テイクバックを取るかどうか、リリースのタイミングの2点である。

 

今回はやり投げとオーバースローの違いについて解説してきました。

やり投げとオーバースローは違うように見えますが、物を投げるといった動作からみると同じなんです。

 

やり投げを始めた初日でもちょっとしたコツさえおさえれば、ある程度は投げれるようになるでしょう。

やり投げは難しいと思ってる人は、難しく考えず、オーバースローをちょっと変形させた感じと思ってもらえたら少しは楽に投げれると思います。

 

今回の記事を参考に少しでも上達できることを願ってます。

次回の投稿もお楽しみに!!!

バイバイ!