・やり投げになぜバネが必要なのか。
・バネ能力を鍛えるジャンプトレーニング。
なぜやり投げ選手にバネが必要だと思いますか?
その答えは、やり投げは複雑な全身運動であり、下肢だけではなく体幹や上半身を含む全身のコーディネーションが必要不可欠だからです。
僕が所属していた陸上部のやり投げ選手でインカレとか出てる選手は全身のバネ能力が高い傾向にありました。
とか思ってる選手は、やり投げほどバネを必要とする競技はないと思います。
バネ能力を上げることによってやり投げの記録も向上するという可能性があります。
そこで今回は、僕が実際に行っていたバネ能力を鍛えるジャンプトレーニングについてご紹介していきます。
バネを鍛えるジャンプトレーニング
今回僕がご紹介するジャンプトレーニングは、
・バウンディング
・片足ホッピング
・両足ジャンプ
の3つです。
これらのジャンプトレーニングを1つずつ解説していきます。
バウンディング
1、両足を肩幅くらいに開いて立つ。
2、地面を力強く押してジャンプする。
3、前方の足を着地する瞬間に反発させる。
4、すばやく左右の足、腕を入れ替えて逆側で反発動作に移行する。
バウンディングは、一見大股で走ってるように見えますが、しっかりと地面の反発を受け、前に跳ぶことがポイントです。
僕はこのバウンディングが大の苦手で、自分では跳んでるつもりでもチームメイトから
などと馬鹿にされたりしてました。
上半身はリラックスした状態を保ち、足が地面に接地した瞬間に足と腕を入れ替える意識を持つと地面からの反発を受けやすくなります。
バウンディングは高強度のトレーニングなので、本数を決めて一本一本集中して行いようにしてください。
片足ホッピング
1、両足を肩幅くらいに開いて立つ。
2、腕の反動を使い、地面を力強く押すように
片足でジャンプする。
3、足が地面に接地してジャンプする際に、足を巻き上げるように持ち上げる。
4、もう片方の足も同様に行う。
片足ホッピングは簡単にいうと、
ケンケン
のような感じですが、
より高く前に跳ぶために足を巻き上げる動きが重要となってきます。
ただ単に片足でジャンプするのと足を巻き上げる飛び方では高さも距離も全然違います。
腕の反動と足を巻き上げることを意識して行ってみましょう!
両足ジャンプ
1、両足を肩幅くらいに開いて立つ。
2、地面を力強く蹴るようにしてジャンプする。
3、着地の際はしゃがむようにして着地する。
4、しゃがんだら、体が伸び上がるようにしてジャンプする。
5、この動作を繰り返す。
この両足ジャンプはうさぎ跳びをイメージすると跳びやすいと思います。
しかし、このジャンプのポイントはしゃがむ際に腰が高いと、次跳ぶ時のパワーが溜めきれてないので、ふくらはぎとお尻がくっつくくらいしゃがんでパワーを溜めましょう。
僕もはじめて両足ジャンプをした頃は、腰が高くて、全然前に跳べませんでしたが、しゃがんでエネルギーを作ることによって、別人と言っていいほどに跳べるようになりました。
このしゃがんでエネルギーを作るといったことに注意して両足ジャンプを行いましょう。
まとめ
今回はバネを鍛えるためのジャンプトレーニングについてご紹介してきました。
・バウンディング
・片足ホッピング
・両足ジャンプ
今回ご紹介したこの3つのジャンプトレーニングはどれも高強度のトレーニングなので、本数を決めて行うことをおすすめします。
やり投げは腕や肩で投げると思われがちですが、体全身のバネを使い、むちのようにして投げることによってやりに力が伝わります。
是非今回ご紹介したジャンプトレーニングを試してみてください!
次回の投稿もお楽しみに!!!