・ラストクロスの重要性。
・ラストクロスが上達する練習方法。
やり投げを始めたばかりのそこのあなた!
ラストクロスがやりを遠くに投げるのに重要だとご存知ですか?
僕は、やり投げを始めた当初、ラストクロスは投げるためのただのステップだと思っていました。
また、やり投げに必要なのは、
「腕の振りの強さと肩の強さだ」
と勘違いしていました。
僕と同じような考えを持ってる人が多いと思います。
しかし、やり投げにおいてラストクロスという動作は、記録向上のために非常に重要な役割をしています。
そこで今回は、ラストクロスの重要性とラストクロスが上達する練習方法をご紹介していきます。
ラストクロスの重要性
ラストクロスの重要性として3点あります。
・ラストクロスで投げの構えをしっかり作ることができる。
・ラストクロスをしっかりと前に飛ぶことによって、重心が前に移動し、やりに力が伝わりやすくなる。
・助走でついたスピードをラストクロスによって投げに活かすことができる。
の3点です。
しかしラストクロスを行う際にも注意点があります。
・ラストクロスを飛ぶときに上に飛んでしまう。
・体が前に突っ込んだ状態で、ラストクロスを飛んでしまう。
この2つの注意点は、ラストクロスは上方向に飛んでしまうとせっかく助走でついたスピードを殺してしまうことになるので、前に飛ぶよう意識する必要があります。
僕は、ラストクロスを飛ぶ時に左の脇腹を引っ張られるイメージで飛んでいました。すると、上に飛ぶというイメージは無くなりました。
このラストクロスをを飛ぶ以前にクロスステップで上下運動していたら、ラストクロスも上方向に飛んでしまう可能性が高いです。
クロスステップに入った時から、腰の位置をキープさせることによって、上下運動を減らしてくれます。
この状態でラストクロスを飛ぶと、上方向ではなく、前へと飛べるようになると思います。
また、体が前に突っ込みながら飛んでしまうと、投げる際に前傾した投げになってしまうので、やや後傾気味にラストクロスを飛ぶよう意識してみましょう。
ラストクロスが上達する練習方法
ラストクロスが上達する練習方法は次の2点です。
①ミニハードルをやり一本分間隔に置き、ミニハードルを超えながらラストクロスを行っていく。
②チューブを腰にまき、ラストクロスを前に飛ぶ練習。
この2つの練習を1つずつ解説していきます。
ミニハードルを使っての練習
ミニハードルを使っての練習では、腰と頭が上下運動しないように前に進むことがポイントです。腰と頭の位置は常に一定を意識しましょう。
腰と頭が上下運動してしまうと、ラストクロスを跳ぶ際に前ではなく、上という意識が強くなるため、イメージが悪くなります。ラストクロスは、基本的に前という意識を常に持って行うようにしてください。
どうしてもハードルを超えないといけないという意識が強くなり、上下運動してしまう選手もいると思いますが、ハードルを超える練習ではなく、ハードルはあくまでイメージをつける道具なので、ハードルは倒しても問題ありません。
ハードルに当たるのが怖いのなら、マーカーなど目印になるものを使うようにしましょう。
チューブを使っての練習
チューブを使っての練習は、体を前に進ませるイメージを意識して行いましょう。
また、体が前傾になったり、腰を剃りすぎたりしないよう、体はまっすぐな状態をキープしてラストクロスを飛びましょう。
このときの注意点として、
体は前に進ませるのですが、体が前傾姿勢になってしまうと、投擲の際に投げの構えが作れなくなってしまうため、体は、真っ直ぐまたはやや後傾姿勢をとるように意識しましょう。
まとめ
今回の記事で重要なポイントは、
・ラストクロスでしっかり投げの構えを作る。
・ラストクロスで重心を前に移動させることで、やりに力が伝わるようになる。
・助走でついたスピードをラストクロスによって投げに活かせることができる。
・ミニハードルを使い、ラストクロスで前に飛ぶ意識をつける。
・チューブを使い、重心を前に移動させるイメージをつける。
いかがでしたか?
ラストクロスは、やり投げの動作において最も重要な動きの一つだと思います。
僕も自分の投げの動画を撮って、分析してましたが、悪い投げのときはラストクロスがうまく飛べてなく、良い投げの時は、ラストクロスが飛べていたのでとても記録に影響します。
ラストクロスを意識するだけで記録アップに繋がるかもしれませんね。
今回の記事を見て、早速練習に取り入れてみてください。
次回の投稿もお楽しみに!!!