・なぜやり投げに腹筋が必要なのか。
・腹斜筋を鍛えるトレーニング方法。
・そのトレーニングの解説。
やり投げにおいて記録を伸ばすためには技術の向上が必要です。
それと同時に必要なのが筋力アップです。やり投げは全身で投げる種目なので様々な筋肉が必要となってきます。
その中の一つが腹筋の力です。腹筋の中でも腹斜筋という筋肉がやり投げの体を捻りながら前に倒す動作に関わってきます。
腹斜筋を鍛えるトレーニング方法はたくさんありますが、今回はかなり負荷の高い上、短時間で終わるトレーニング方法をご紹介していきます。
そのトレーニング方法が、
という種目になります。
スポーツにおいては通常の筋トレではなく、高強度の筋トレで筋力アップしていかなければなりません。
そこで今回のハンギングワイパーというトレーニングがおすすめなんです。
早速ハンギングワイパーのやり方について解説していきます。
ハンギングワイパーのやり方
1. チンニングバーにぶら下がります。雲梯などの手のひらが向かい合うような形で握れるバーの方がやりやすいです。
2. 脚を上に上げて床と垂直状態にしておきます。
3. 体は床と平行になるようにします。このときにお尻が下がって床と平行になっていないと、腹斜筋への負荷がへります。できるだけ平行になるようにしてください。
4. その体勢を維持したまま、脚を車のワイパーのように左右に倒していきます。脚は床と平行になるくらいまで下げるようにします。
5. これを繰り返していきます。
このハンギングワイパーをやってみるとわかるのですが、とてもきつい強度が高いトレーニングとなっています。
やりすぎてしまうと次の日お腹が痛いくらいの筋肉痛がくると思います。
僕もはじめてこのトレーニングをした時、次の日笑うのがきついくらいお腹が筋肉痛でした。
かなりの高強度なトレーニングのため、腹筋の筋力に自信のない人は、少ない回数でセットも少なめに組むことをおすすめします。
なぜやり投げに腹斜筋が必要なのか
やり投げや野球のピッチャーのような、体を捻りながら体を前に倒していくような種目は、腹斜筋が使われます。
このような種目の一流選手は、
と言われています。
僕はやり投げをしていた時に投げる手と反対側の腹斜筋あたりを痛めたことがあります。
僕は腹斜筋の筋力が弱かったため、体を捻る動作と体を前に倒す動作の無理な体勢に体が耐えれなかったので炒めたのでしょう。
僕以外にもチームメイトで腹斜筋付近を痛めてる選手が何人かいました。
それだけ腹斜筋には負荷がかかるので、十分に鍛える必要がありそうですね。
記録向上と怪我防止といった面でも腹斜筋を鍛えるのは必要だと言えます。
まとめ
今回の記事で重要なポイントは、
・やり投げにおいて腹斜筋の筋力は必要。
・腹斜筋をきたえるためにはハンギングワイパーが効果的。
・腹斜筋は記録向上と怪我防止といった面でも鍛える必要がある。
の3点です。
今回はやり投げの投擲動作に必要な腹筋(腹斜筋)のトレーニング方法について解説してきました。
体を捻りながら上体を前に倒す動作の時に腹斜筋は必要で、投げる瞬間に相当な負荷がかかっています。
そこで高強度なハンギングワイパーで腹斜筋を鍛えることによって、筋力アップが望めるわけです。
腹斜筋を強くして、記録更新を目指していきましょう。
バイバイ!!