・やり投げのグリップの握り方の種類。
・各握り方の特徴。
やり投げを始めた頃って、グリップの握り方を教わると思うんですが、このグリップが自分に合ってるのか不安になったことはありませんか?
僕がやり投げを始めた頃なんて、やり投げの専門の先生がいなかったから、ネットで調べたりして適当に投げてました。
しかし、握り方が適当だと投げても
スポッ、、、、ヒュルヒュル、、
とやりが抜けたように飛んでいき、全く力がないやりになってしまします。
本来やりは、グリップに指がしっかりと掛かり、リリースの瞬間に強烈な回転が加わることによって、やりに力が加わるものです。
力が加わると、
ギューーーーーン!!!
と勢いのあるやりが飛んでいくわけです。
そもそもやり投げのグリップの握り方には、3種類あります。
と思った方もいると思いますが、やり投げ初心者の方は握り方の重要性を理解していないと思います。
グリップの握り方が適当だと、記録にも影響が出てくるのでグリップの握りは本当に重要となってきます。
そこで、この3種類の握り方の特徴と自分に合ったグリップの握りの選び方について、解説していきます。
それではいってみよう!!!
やり投げのグリップの握りの種類
中指を引っ掛ける(フィンランド式グリップ)
この握りは、やり投げ王国でもあるフィンランドの選手が多く用いている握り方でもあるので、この名前の由来がついたのでしょう。
2007年の大阪で行われた世界選手権で唯一90メートルオーバーで金メダルに輝いた
フィンランド代表のテロ・ピトカマキ選手もこのフィンランド式で投げていました。
日本の選手も大半がこの握り方を使用していると思います。
僕も高校生の時は、この握りを用いていましたが、僕には合わなかったので大学生に時にこの握りをやめました、、、
しかし、この握り方は、やりをしっかりと弾いて投げれる選手にはとても向いていると思います。
人差し指を引っ掛ける
この握り方は、野球経験者ややり投げ初心者に多くみられるグリップです。
僕は、フィンランド式からこの人差し指掛けに変えたのでちょっと特殊かもしれません。
僕的には、フィンランド式の時は、
スポッ
とやりが抜けてるような感覚がありましたが、
この人差し指掛けに変えてから、やりが、
ギューーーーーン
と伸びる力の加わったやりが投げれるようになりました。
しかし、フィンランド式から人差し指に変えると、リリースポイントが難しくやり先が上を向いて飛んでしまってました。
このリリースポイントを調整するのが大変でしたが、リリースポインとさえ合ったら指に引っかかる感覚がありました。
この握り方に向いている選手は、やりをしっかりと動かすことができ、風を切り裂くような軌道のやりを投げれる選手に向いている傾向にあります。
フォーク型グリップ
この握り方は、野球ボールを投げる感覚に近いと言われており、野球経験者に多くみられる握り方です。
僕も、始めたての頃は、このフォーク式グリップで投げていましたが、やりが抜ける感覚が多く、記録が安定しなかったため、この握り方は個人的にはおすすめしません。
2020年の日本選手権で女子やり投げで優勝した、佐藤友佳選手はこのフォーク式グリップを用いて、今では日本トップクラスの選手です。
ちなみに僕の大学時代の先輩もこのフォーク式グリップを使用していて、県記録を投げるほどの選手でした。
しかし、フォーク式グリップは、合う合わない選手がはっきりするようですね。
このフォーク式グリップは、握りやすいグリップとなっていますが、個人的にはおすすめできません。
まとめ
今回の記事のポイントは、
・やり投げの握り方には、フィンランド式グリップ、人差し指掛け、フォーク式グリップの3種類がある。
・基本自分に合う握り方を使用したら良いが、個人的にフォーク式グリップはおすすめしない。
今回は、やり投げのグリップの握り方について解説してきましたが、日本のトップクラスの選手は、フィンランド式グリップを用いて投げてるのが多いようです。
ボール投げに近い握り方は、人差し指掛けなので、慣れてきたらフィンランド式に変更してもいいと思います。
フォーク式は、合う合わないがあるので、試しに投げてみるのもありです。僕はおすすめはしないです、、、(笑)
この3種類の握り方を全部試してみて、自分に合った握りを探すのが手っ取り早そうですね。
自分に合った握りを見つけるだけで記録向上につながるので、やり投げ初心者の方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
次回の投稿もお楽しみに!!!