・やり投げの投げ方の特徴
・野球の投げ方の特徴
・やり投げと野球の投げ方の違いについて
現在、やり投げをやられている選手で元々野球をしていたよって方は多いと思います。
僕も中学生までは野球をしていて、高校からやり投げに転向しました。やり投げを始めた頃は、野球していたし簡単だろうと思っていましたが、いざ投げてみると上手く投げることができませんでした。
しかし、今考えるとやり投げと野球の投げ方は違うようで同じです。
そこで、やり投げと野球の投げ方の特徴を踏まえた上で、投げ方が同じだということを見ていきましょう。
やり投げの投げ方の特徴
やり投げと野球のフォームの違いは、テイクバックを取るか取らないかです。
テイクバックとは、野球選手がボールを投げる際、反動をつけるために腕を後方に一旦引く動作のことです。
やり投げでは、助走をつける段階ですでに腕を引いた状態にして固定しており、踏切線の手前で投てきするまで腕は一切動かさず固定します。
また、やり投げの選手はリリースの際、腕が頭を横切った時には、すでにやりを手放しています。
野球の投げ方の特徴
野球の投げ方は、やり投げとは違いはテイクバックを取ります。
野球で、
なんて実況を聞いたこともあると思いますが、まさに「振りかぶる」という動作はテイクバックのために行われます。
野球選手の投球フォームを想像してもらえるとわかりますが、野球では腕を身体の前でボールを手放します。
やり投げと野球の投げ方が同じ??
野球経験者から見るとやり投げは特殊な投げ方のように感じ、難しい投げ方のように見えますが、実のところ、やり投げの投てき方法は、難しいものではありません。
もちろん、大会で結果を残したいのならば、かなりの練習を積む必要がありますが、初心者でも数10メートルくらいなら簡単に飛ばせるようになることでしょう。
簡単に言えば、やり投げの投てき方法は、「ボールを投げる動作と同じ」なんです。
例えば、砲丸投げは、ルール上野球投げのような「オーバースロー」は禁止されており、全身を捻って投げる「グライド投法」などの投げ方が用いられています。
しかし、やり投げに至っては、野球投げと同じように「オーバースロー」で投げていいため、投げ方を少し変形させたらいいので感覚が掴みやすいと思います。
まとめ
やり投げと野球の投げ方の違いには、大きく分けて2つあります。
1、テイクバックを取るか取らないか。
2、リリースポイントの位置。
の2つです。
野球からやり投げに転向した選手は、やり投げの投げ方を「特殊な投げ方」と思い込み、難しく感じがちですが、やり投げは、「オーバースロー」を少し変形させただけなので感覚は掴みやすいです。
野球経験者でやり投げの投げ方を難しいと感じている選手は、野球投げの延長線上と思って投げてみてはいかがでしょうか。
次回の投稿もお楽しみに!!!