トレーニング

やり投げの記録を伸ばすにはハードルジャンプが必要不可欠

この記事で分かること

・やり投げにハードルジャンプが必要な理由
・ハードルジャンプトレーニング3選

やり投げにおいてジャンプ系のトレーニングがなぜ必要だと思いますか?

なんで投げる競技なのにジャンプのトレーニングが必要なの?と感じる人もいると思います。

僕もやり投げを始めたばかりの頃はそう思ってました。

しかし、やり投げの練習においてジャンプトレーニングはとても重要です。やり投げは助走を行い、投げる瞬間に片脚でブロックする動作があるため、助走スピードに耐えれるくらいの下半身の力が必要となってきます。

 

また、やり投げは肩の強さはもちろんですが、スピードや跳躍力がある選手がやり投げに向いていると言えます。

例えば走り幅跳びで、ラスト2歩の足の運びやタイミング、リズムなど共通点を見出すことでセンスアップにもつながると思います。

 

そこで、今回は僕が現役の時に行っていたハードルジャンプについてご紹介していきます。ちなみに、僕はこのハードルジャンプがとても苦手でしたが、練習を積み重ねて投げの方にもつながってきたのでご紹介していきます。

それではいってみよう!!!

ハードルジャンプ

やり方

1、ハードルを5台ほど5足間隔で並べる。
2、軽く助走し、1台目のハードルを腕の反動を使って、斜め上に跳ぶ。
3、1台目を跳んだら、着地と同時に腕の反動を使って2台目も跳ぶ。
4、3台目以降も繰り返す。

・足首を固定させ、つま先が地面に向かないように注意する。
・体重移動をしながら進んでいくが、前傾にならないように注意する。
・着地の際の接地は短くする。

ハードルジャンプでは、やり投げのブロックを意識しつつ、着地の際の接地をできる限り短く行うようにしましょう。

 

接地が長いと、反発をもらえずに弾むことができません。また、腕を使うことによって、体が浮くようになるので意識が必要です。

 

足首が固定できず、つま先が地面を向いたまま跳んでしまうと、ハードルに引っかかる恐れがあります。

 

僕も足首が固定できていなかったので、ハードルを飛んだ瞬間

 

ガシャン、、、グキッ、、

 

とハードルに足首を引っ掛けてしまい、着地の際には足首を捻るという大惨事でした。

 

その日は、すぐにアイシングをしたので痛みはあまり感じなかったのですが、次の日になると、足が地面につけないほどの激痛でした。

足首をよく見てみると、足が黒くなっており、内出血を起こしていました。

 

もし、ハードルジャンプで捻挫をしてしまった場合は、その日は大丈夫だったから次に日も大丈夫と思わずにケアはしっかりとするようにしましょう。

 

またハードルジャンプに慣れるまでは低い高さで練習を行うのをお勧めします。

 

ハードルジャンプ(開脚跳び)

やり方

1、ハードルを5台ほど5足間隔で並べる。
2、軽く助走し、1台目を腕の反動を使い、脚を開脚した状態で跳ぶ。
3、着地したら、接地を短く同様に繰り返し跳んでいく。

・できる限り膝を伸ばした状態で開脚する。
・前傾にならないように注意する。
・着地の際の接地は短くする。

開脚跳びの注意点は、できる限り脚を広げることです。中途半端に広げてしまうと、ハードルに股が当たってしまうので、できる限り脚を広げましょう。

 

僕も開脚跳びでびびってしまい、膝が曲がった状態で跳んで何度もハードルに

 

ガシャン、ガシャン、、、

 

とぶつけていました。

 

きちんと開脚ができれば、普通のハードルジャンプよりも楽に飛べるはずです。

 

ジャンプして開脚するタイミングが慣れるまではなかなか掴めないいと思いますが、練習を繰り返していけば、タイミングやリズムがわかってくるのでハードルに引っかかっても何度もチャレンジしてみましょう。

 

ハードルジャンプ(ロバ跳び)

やり方

1、ハードルを5台ほど5足間隔で並べる。
2、軽く助走し、片脚で踏切、左右どちらかの脚を先にハードルを跨ぐように跳ぶ。
3、跳ぶ時に左右の脚のリズムが「タタン」というリズムになるように繰り返し跳んでいく。

・着地の際の接地を短くする。
・腰が引けないようにする。

ロバ跳びのポイントは、脚の接地を短くすることです。イメージは、やり投げのラストクロスです。ラストクロスのリズムは、「ターン、タタン」に対し、ロバ跳びは「タタン」のリズムで跳んでいくのでラストクロスの動きに近いです。

僕はこのロバ跳びが1番苦手で何度もハードルに

 

ガシャン、、ガシャン、、、ガシャン

 

と足を何度もぶつけ、すね付近があざだらけになりながらハードルを飛んでいました。

 

しかし、何度も跳ぶうちにコツを掴んでくるので慣れるまでは、低いハードルで練習することをお勧めします。

 

まとめ

今回は、ハードルジャンプについてご紹介してきました。

今回ご紹介してきたハードルジャンプ3種目に共通して言えることは、接地時間を短くして跳ぶことです。接地時間が短いと地面からの反発をもらい、より高く弾むことができます。やり投げにおいても地面からの反発を受け取りやりに力が伝わっていくのでとても重要な練習方法です。

ハードルジャンプは、とても有効な練習ですが、怪我のリスクも高いので自信がない方は、低いハードルから練習してみてはいかがですか。

ハードルジャンプを行い、記録向上を目指しましょう。

 

次回の投稿もお楽しみに!!!