トレーニング

やり投げにおいてリバースの際にダイブする選手の特徴

この記事で分かること

・リバースとは何?
・やり投げのリバースの際にダイブする選手の特徴。

やり投げの試合において投げた後にダイブしている選手をみたことがあると思います。

やり投げに限らず投擲種目には、投げた後にサークルやファールラインから止まろうとする制御動作のリバースという動作があります。

 

やり投げにおいては、このリバースの際にダイブしている選手が最近よくみられるようになってきました。

通常のリバースでは、投げた後に右足の1歩で止まるのが理想とされていますが、それでも止まることができない選手は、2歩、3歩で止まる選手も多いです。

 

しかし、最近では、ファールラインの手前でダイブするように倒れ込む選手が増えてきたようにも思えます。

 

僕もその1人でリバースの際は前方にダイブするような形をとっていました。

 

そこで今回は、やり投げにおいてリバースの際にダイブする選手の特徴についてご紹介していきます。

 

それではいってみよう!

 

リバースする際にダイブする選手の特徴

 

やり投げのリバースにおいてダイブする選手の特徴は、

・助走スピードが速い。
・ファールラインギリギリでリリースしたい選手。

の2点です。

 

まず、1点目から解説していきます。

助走スピードが速くなればなるほど、投擲後に前に倒れ込みやすい傾向になります。その結果、勢い余って前にダイブするような形になるのです。

 

僕も他の選手に比べると、助走スピードは速い方だったと思いますが、ダイブするという感覚はなく、無意識にダイブしているという感じでした。

投げた瞬間に体が浮き、反射的に地面に手がつこうとするため、ダイブという形になるのです。

 

日本の選手でいうと、2012年のロンドンオリンピック日本代表のディーン元気選手を見ると分かると思いますが、彼は助走スピードが速いです。

プラスして、腕の振りも強いため勢い余って前に倒れ込むようになってしまうというわけです。

 

次に2点目です。

これは個人的な見解ですが、通常のリバースだと助走の勢いで2歩、3歩でファールラインの手前で止まれるよう、その分を計算して助走しなければなりません。

しかし、ダイブの場合は、通常のリバースよりファールラインギリギリでリリースできるという点からダイブしている選手も多くみられます。

 

助走スピードが速くて、リリースに集中できない選手でもこのダイブによるリバースなら、リリースにも集中でき、ファールも防げると思います。

 

 

まとめ

今回の記事のポイントは、

やり投げにおいて、リバースの際にダイブする選手の特徴は、
・助走スピードが速い。
・少しでもリリースをファールラインギリギリで投げたい選手。
の2点である。

 

助走の勢いを殺さずに思いっきりリリースしたい選手には、とても良いリバースだと個人的には思います。

 

しかし、このダイブによるリバースが登場してきたのは、2000年代ですが、1990年代に助走が早く、技術も高いのにファールもしない現世界記録保持者のヤン・ゼレズニー選手は世界を圧巻しました。

 

ダイビングが人類にとってベストというわけではないみたいです。

 

この記事を参考に自分に合ったリバースを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

 

次回の投稿もお楽しみに!!!