・溝口和洋さんってどんなんひと?
・溝口和弘さんのトレーニングメニュー。
やり投げの現日本記録保持者の溝口和洋さんを知っていますか?
とあるテレビ番組でタレントの照英さんが
「あのハンマー投げの室伏広治にとっても神様的な存在」
と溝口さんのことをリスペクトしてました。
溝口さんは1989年にアメリカカリフォルニア州サンノゼで行われたブルース・ジェンナー・クラシックという大会に出場しました。
1投目の記録は80m24、2投目は84m82、3投目はファール、そして4投目、勢い余ってあわや左足がファールラインを超えるかと思われたほどの全速力で助走した後に放たれたやりは、大きな放物線を描きながらはるか前方の芝生に突き刺さりました。
計測結果は、87m68。当時の世界記録であった87m66を2cm更新した世界新記録でした。
しかし、これを見ていた審判が
日本人にこの記録はありえない。計測ミスだ。
と再測定が行われました。
通常なら鉄製のメジャーを使用しますが、審判員が持ってきたのは伸縮性のあるメジャー。
再測定の結果、87m60と8cmも縮められ、世界記録は幻へと消えてしまいました。
とはいえ当時、世界記録付近を投げてた日本人がいたという事実は変わりません。
もう化け物でしかないです!!
しかし、溝口さんはこの記録の裏では、常識じゃ考えられないようなトレーニングメニューをこなしていました。
僕も溝口さんのトレーニングメニューを聞いたときは正直ドン引きしました。。。😅
そこで今回は、溝口さんが現役時代にこなしていたやばすぎるトレーニングメニューをお伝えしていきます。
溝口さんのトレーニングメニュー
溝口さんが現役の頃にこなしていたトレーニングは、
・一日平均12時間のウェイトトレーニング
・ベンチプレスの総重量100t (100kg×1000回)
・懸垂500回
を1日でこなしていた。
この練習量だけ見ると
とついツッコミたくなりますが、
溝口さんはこれを現実的にこなしていたのがやばすぎますよね!
僕も現在は趣味で筋トレをしていますが、やっても1日2時間です。
1日12時間って言ったら僕のトレーニング時間の1週間分です。。。😂😂
ベンチプレスに関しては、僕は100キロで10回5セット(計50回)はこなしたことありますが、
100キロで1000回はちょっと次元が違いました。
懸垂500回は後半になると鉄棒を握ることすらきついはずなのに、これをこなしてしまう溝口さんの腕力はモンスター級ですね!!!
溝口さんは、このベンチプレスと懸垂のメニューだけで正午から練習を始め、終わったのが夜の9時だったみたいです。
2種目で9時間って考えられません!!
これだけの練習量をこなしていたのにも関わらず、溝口さんは世界大会で優勝を逃すと、
「練習不足だ!」
と言い張り、さらに追い込んで練習をしていたそうです。
もうストイックさが伝わってきますよね!
未だ破られていない日本記録は人間離れした努力によって投げられたと感じます。
この溝口さんの凄さを知ったあの室伏広治が弟子入りして、世界で活躍したと言われています。
今では超人的な身体能力を持っていたとされる室伏さんですが、当時は、体が細く溝口さんがウェイトトレーニングをさせると、
ヒーヒー
言いながらトレーニングをしていたと言います。
今では全く想像つかないですよね。
このような関係もあり、室伏さんからみても神様的な存在だと言われていると思ったら納得です。
まとめ
今回はやり投げ日本記録保持者である溝口和洋さんのトレーニングメニューについてお伝えしてきました。
・一日平均12時間のウェイトトレーニング
・ベンチプレスの総重量100t (100kg×1000回)
・懸垂500回
これだけの量のトレーニングをしてきた溝口さんは、
「ウェイトの溝口」
とも呼ばれており、溝口さんは、
『外国人選手にパワーで劣る日本人はウェイトをすればいい』
という考え方でこのトレーニングメニューに辿り着いたんだと思います。
僕はこのトレーニングメニューはちょっと引くくらいやばいと思っていましたが、今では尊敬でしかないです。
このくらいストイックな気持ちで練習に取り組んでみてはいかがですか?
次回の投稿もお楽しみに!!!