・なぜ助走スピードを上げる必要があるのか。
・助走スピードを上げる練習方法。
やり投げは日本国内では、競技人口が他の競技にくらべ、少ない傾向にあります。
その原因として、正しく指導できる指導者が少ないことが挙げられています。
僕もやり投げを始めた頃は、やり投げの専門のコーチに教わってもらったことはなく、僕のコーチは跳躍専門でした。
合宿や合同練習会などでやり投げの専門のコーチに教わることはありましたが、年に数回ある程度なのでそこで吸収するのはなかなか難しかったです。
そのため、僕はやり投げについて色々調べ、独自のトレーニングを生み出して練習に取り入れていました。
これには賛否両論ありますが、
・やり投げの正しい知識をつけた上で、独自のトレーニングを行うのであれば良い。
と思います。
やり投げにおいて記録を伸ばすためのポイントは、
・助走スピード
・正しいフォームでやりを投げる
の2点です。
今回は、この2点の中から助走スピードを上げるトレーニング方法について解説していきます。
なぜ助走スピードは上げたほうが良いのか
そもそもやり投げにおいてなぜ助走スピードは上げた方が良いと思いますか?
その答えは、
・助走スピードが速い方が投擲の際にエネルギーへと変わりやすいから
と単純です。
例えば、交通事故を頭に浮かべると、スピードを出している車同士が衝突すると、衝撃はかなり強いと思います。
それと同じように、助走スピードが速い方が、投げる際に衝撃が強くやりに力が加わるというわけなんで。
世界のトップ選手を見ると、助走スピードが速いことが分かると思います。
助走スピードが速ければ速いほどやりに力が伝わるということになります。
助走スピードについてはこちらの記事をご参照ください。
助走スピードを上げるトレーニング方法
やり投げに限らず、他の投擲種目でも共通していえることが、助走スピードが速いほど記録が伸びることです。
そのトレーニング方法として、
・30mほどの短い距離をとにかく走り込む
に限ります。
僕もやり投げを始めたばかりの頃は、練習終わりに、
・30m走を10本
とかを毎日のようにしてたくらい投擲競技には瞬発力が必要なんです。
僕個人的におすすめするトレーニングは、変形ダッシュと言われるトレーニングです。
・変形ダッシュとは、様々な姿勢からスタートの合図と同時に素早く立ち上がりダッシュするもの。
この変形ダッシュでは、正座や仰向け、うつ伏せの体勢からスタートの合図で素早く立ち上がりダッシュするのですが、素早く立ち上がる際に瞬発力を必要とするので、投擲選手でこの変形ダッシュを練習に取り入れている選手も多いと思います。
変形ダッシュならば、素早く立ち上がって走るため、走力とは関係なくゲーム感覚で楽しく練習ができるのでおすすめです。
助走スピードを上げたかったら、まずは走力を上げることを意識して行うようにしましょう。
まとめ
今回の記事のポイントは、
・やり投げにおいては助走スピードは速ければ速いほど記録が伸びやすい
・助走スピードを上げるには、とにかく走り込むこと
の2点です。
やり投げに限らず、投擲種目ではとにかく瞬発力を必要としています。
30mほどの距離なら短距離選手よりも速い
くらいの瞬発力は欲しいですね。
瞬発力が上がることによって、自然と助走スピードも上がってきます。
助走スピードを上げて記録向上を目指しましょう。
バイバイ!