トレーニング

やり投げの動作における役に立つチューブトレーニングを徹底解説

この記事で分かること

・やり投げの動作に役立つチューブトレーニング。
・チューブトレーニングのやり方の解説。

陸上競技といえば、100m走やマラソンなどの種目を頭に思い浮かべる人が多数だと思います。

一方でやり投げという種目は、日本ではまだマイナー種目だと思います。

 

しかし、やり投げは、ちょっとしたコツときっかけがあれば記録がどんどん伸びていくとても魅力あふれる種目です。

 

やり投げには、フォームや投げの技術にプラスして筋力も必要となってきます。

しかし、ただ大きい筋肉ばかりを鍛えていても記録向上はできません。

 

やり投げは、肩関節や肘関節を使う種目なのでインナーマッスルという細かい筋肉まで鍛える必要があります。

このインナーマッスルが弱いと、怪我しやすくなります。

インナーマッスルを鍛えることにより、関節を固定してくれる役割がある。インナーマッスルが弱いと、いくら筋肉をつけても上手く機能しない。

僕もこのインナーマッスルを鍛え始めてから、肘の痛みや肩の痛みが減ってきました。

高校の時まではインナーマッスルをほとんど鍛えたことがなく、特に寒い時期になると投げたら肘に激痛が走るくらいの痛みがありました。

 

ところが、大学に入り、チューブを使ってのトレーニングを取り入れ始めてから、肘の痛みが減ったのです。

また、チューブを使ってのトレーニングを行うことでインナーマッスルを鍛えるだけではなく、肩周りの柔軟性まで高めてくれるのです。

 

 

そこで今回は、僕が実際にやっていたチューブトレーニングについて解説していきます。

それではいってみよう!!!

 

 

チューブトレーニング

今回、僕がご紹介するチューブトレーニングは、

・肩抜き
・チューブサイドレイズ
・チューブでのイメージトレーニング

の3つです。

これらのトレーニングを1つずつ解説していきます。

 

 肩抜き

やり方

1、チューブを肩幅よりやや広い間隔で持ち、体の前で構える。
2、チューブは持ったまま頭上を通り、体の後ろに持ってくる。
3、体の後ろに持ってきたら、開始位置まで戻ってくる。
4、これを繰り返す。

 

このチューブを使っての肩抜きは、肩周りや肩甲骨周りの柔軟性を高めてくれます。

特にやり投げにとっては、肩甲骨の柔軟性は必要不可欠です。

 

世界や日本のトップ選手は、この肩甲骨の柔軟性が優れていると思います。

大学のチームメイトをみると、やはり全国で活躍する選手ほど、肩甲骨が柔らかい傾向にありました。

 

僕は元々、ものすごく肩甲骨周りが硬かったのですが、この肩抜きを練習に取り入れてから肩甲骨が少し柔らかくなりました。

 

やり投げ選手にとっては、本当に肩甲骨の柔軟性は重要なので、肩甲骨周りの柔軟性を高めていきましょう。

 

チューブサイドレイズ

やり方

1、チューブの真ん中を踏み、両端を持って脚の外側に手を置く。
2、肘が水平になるくらいまで手を横から挙げ、三角筋を収縮させる。
3、負荷が抜けないところまで手を降ろす。
4、これを繰り返していく。

 

このチューブサイドレイズは肩の真ん中を鍛える種目となっています。

通常はダンベルでも出来るのですが、チューブを使うことによって、インナーマッスルを鍛えることができます。

 

やり投げはやはり肩の筋肉を使う競技ですので、肩の大きい筋肉だけではなく、インナーマッスルも鍛えるのが重要となります。

インナーマッスルが弱いと、投げの際に肩を痛めたりしてしまいます。

 

投げだけに限らず、ベンチプレスやハイスナッチなどのウェイトトレーニングでも肩が重量に耐えきれず痛めてしまうことがあるので怪我防止といった点でも肩のインナーマッスルを鍛える必要があります。

 

チューブでのイメージトレーニング

やり方

1、木や電柱など動かないものに、チューブをくくりつける。
2、チューブの端をつかみヤリに見立てて、ひたすらやり投げのフォームを確認する。

 

これは、イメージトレーニングで正しいフォームを体に記憶させるのと同時に、上腕や肩甲骨まわりの投げる際に必要な筋肉全体を、効率的にを鍛えることができます。

 

ただし、ここで注意点があります。

投げる方ばかり鍛えると、体全体のバランスが崩れてしまうので、注意が必要です。

筋肉のバランス量が左右で乱れてくると、それはフォームの乱れやケガの元にもなります。

 右側を鍛えたのであれば、必ず左も鍛える

ことを意識してイメージトレーニングを行うようにしましょう。

 

このイメージトレーニングはやりを投げる前に行うことにより、良いイメージのままやりが投げれるので、ウォーミングアップの時に行うのがおすすめです。

 

まとめ

今回の記事で重要なポイントは、

1、チューブトレーニングで肩周りや肩甲骨周りの柔軟性とインナーマッスルを鍛える。
2、チューブトレーニングは、
・肩抜き
・チューブサイドレイズ
・チューブでのイメージトレーニング
を行う。

 

今回は、やり投げに必要な柔軟性とインナーマッスルを鍛えることができるチューブトレーニングについて解説してきました。

 

全国大会に出る選手は、肩甲骨の柔軟性が優れている傾向があります。

また、インナーマッスルを鍛えることによって怪我防止にもなるため、やりを投げる前に行うのが効果的です。

 

インナーマッスルと柔軟性を鍛えて、パフォーマンス向上を目指しましょう。

次回の投稿もお楽しみに!!!

バイバイ!