トレーニング

やり投げの投擲動作において体の開きを抑える方法を徹底解説

この記事で分かること

・体の開きを抑える方法。
・どうやったら体の開きが直るのか解説。

やり投げを始めたばかりの選手で、監督やコーチから、

体の開きがはやいぞ!

などと指摘を受けたことはありませんか?

 

僕は、これを何度も言われてました。

 

体の開きがはやいとは、投げる瞬間の踏み込み足が接地する前には、腕が開いて投げる方向に体が向いちゃっている状態のことです。

自分でもわかっているつもりでもなかなか修正するのは難しいですよね?

 

僕も嫌というほど言われ続けて、体の開きを我慢して投げてみたんですが、投げ自体が窮屈になり、小さい投げになってしまっていました。

 

そもそも、体の開きがはやくなる原因とかって考えたことはありますか?

その答えは、股関節がかたいからです。

 

股関節がかたいと、下半身の回転が不十分になり、開きを我慢しようとすると、窮屈な投げになってしまいます。

また、体重移動もうまくできず、やりにしっかりと力を伝えることができないのです。

 

そこで今回は、やり投げにおいて体の開きを抑える方法を解説していきます。

それではいってみよう!!!

 

体の開きを抑える方法

やり投げの投擲動作において体の開きを抑える方法は、

・股関節の柔軟性と筋力を向上させる

必要があります。

 

そもそも、やりを遠くに投げようと思ったら、下半身を軸に体を回転し、その力が腕へ伝わり、最後にやりに伝わって遠くへ飛んでいくのです。

 

股関節がかたい選手に、

『体を開くな』

と言い続けると、

上半身を無理やりひねって見かけ上開いていないような形で投げるようになります。

体の回転をうまく使っているように見えるかもしれませんが、下半身主導ではなく、上半身の力だけで作った回転のため、それほど大きな力にはならないのです。

非常に窮屈で上半身に無駄な力が入りやすく、力みながらやりを投げてしまうため、安定しない投げ方になってしまいます。

選手によっては、腕を振る軌道がおかしくなり、肩やひじを痛める原因になるので注意が必要です。

 

やり投げのトップ選手は、投げる瞬間まで体が横を向いている状態の選手がほとんどです。

ぎりぎりまで体を開かず力を溜めることによって、下半身の大きな筋肉を利用して体を回転させ、上半身や腕の動きを加速させることでやりに力を加えてるのです。

 

この体の開きを抑えるためには、回転の軸となる股関節の柔軟性と筋力が必要となってくるというわけなんです。

 

股関節の柔軟性と筋力の両方を鍛えられるトレーニングとして、

 

・フルスクワット

が有効的だと思います。

 

フルスクワットは重りを担いで、ハムストリングスとふくらはぎがくっつくくらいしゃがむため、股関節が伸びるので柔軟性も高めることができます。

深むまでしゃがめない人は、股関節がかたいので、徐々に深くしゃがめるようにしましょう。

 

またフルスクワットは、大臀筋、大腿四頭筋、ハムストリングスの下半身の大きい筋肉を鍛えることができ、とても効率が良い種目です。

 

体を開くことを抑えるには、まず、回転の軸となる股関節の柔軟性と筋力アップに励みましょう。

 

 

まとめ

今回の記事で重要なポイントは、

・やり投げの投擲動作において体の開きを抑えるには、股関節の柔軟性と筋力アップをする。
・股関節の柔軟性と筋力を上げるにはフルスクワットが効果的である。

今回は、投擲動作において体の開きを抑える方法について解説してきました。

 

上半身の回転だけでは、やりは遠くに飛んでくれません。

下半身から回転することによって、上半身が連動し、より強い力が生まれるのです。

そのためには、股関節の柔軟性と筋力の向上は必要不可欠です。

 

股関節がかたい選手が、体の開きを無理矢理直そうとすると、フォームに変なクセが出来たり、怪我の原因となるので注意が必要です。

 

股関節の柔軟性と筋力の向上を目指し、パフォーマンス力を上げていきましょう。

次回の投稿もお楽しみに!!!

バイバイ!