・やり投げの記録を伸ばすために必要なトレーニング方法
・実際のトレーニングのやり方
やり投げの記録を伸ばすためにウェイトトレーニングは欠かせないものですよね?
しかし、高校生の頃ってウェイトレーニングが必要と分かっていても何をしていいかわからないことはありませんか?
僕はそうでした。
コーチから言われたメニューをこなしているだけの練習は意味がありません。なにが必要でなにが不必要か考えることが記録向上への近道だと思います。
そこで、僕が大学生の時により専門的な練習をこなして、非常に重要だと思うウェイトトレーニングを3つご紹介していきます。
1、スクワット
まず1つ目はスクワットです。
①バーベルを担ぎ、足幅は肩幅よりやや広めで立つ。
②直立姿勢からしゃがみ込み膝が90度の位置までしゃがむ。
③しゃがんだらまた立ち上がりこの動作を繰り返す。
やり投げは、上半身の腕の振りだけで投げているイメージですが、下半身の土台がしっかりしていないと遠くに投げることはできません。
スクワットのやり方にもポイントがあり、ただ単にしゃがんで立つの動作を繰り返すのではなく、スクワットの動作のスピードを意識して行う必要があります。
どういうことかというと、やり投げは助走から投げるまでずっと力を入れたままでは遠くに投げることができません。
力を入れるタイミングは投げる時の一瞬だけなのです。
スクワットも同じように、しゃがむ時は力を抜き、上げる瞬間に力を入れることで最大限の力を発揮することになります。
僕は、このスクワットが本当に嫌いでスクワットの日は逃げ出したいくらいでした。
しかし、下半身の力はやり投げに必要と分かっていたため、やるしかないと心に決め、やっていました。
スクワットの時は、いつも酸欠になりながらトレーニングしていたのを今でも思い出します。。。(笑)
正直、スクワットはどのウェイトトレーニングの中でもとてもしんどい種目だと思いますが、しんどいことをやるからこそ、やる価値があると思います。
やり投げにおいて下半身の力は必要不可欠です。
やりを遠くに投げるには、下半身から得たパワーが上半身に伝わりやりにも伝わっていくのです。
まずは下半身の土台から鍛えていきましょう。
2、ハイクリーン
2つ目はハイクリーンです。
①バーベルを床上に置いて、グリップ幅は肩幅よりやや広く、足幅は肩幅くらいでスタートポジションを取る。
②床からバーベルを持ち上げ膝の位置まで持ち上がったら勢いよくジャンプする。
③ジャンプの勢いで胸の位置まで持ち上がったら手首を返し、肩に担ぐ。
やり投げの動作で最も必要とされている瞬発力を鍛えるトレーニングでもあります。
ハイクリーンで意識することは、もちろん重い重量を持ち上げれるようになることは良いことですが、僕が現役の時に意識していたことは、軽い重量をどれだけはやく持ち上げれるかを意識してトレーニングしていました。
やり投げは下半身と上半身が連動して動かないと遠くに投げることはできません。
ハイクリーンも同じで、見た目は筋肉質の男性でもうまく身体を連動させて動かさないとバーベルを持ち上げることはできません。
やり投げは投げる瞬間に一瞬にしてやりを投げるため、とても瞬発力の必要とされる競技です。
軽い重量をなるべくはやく持ち上げるには、身体の連動と瞬発力を鍛えることができるため、非常にやり投げに活かせるウェイト種目だと思います。
3、ハイスナッチ
3つ目はハイスナッチです。
①バーベルを床上に置き、グリップは肩幅より広く、足幅は肩幅くらいでスタートポジションを取る。
②バーベルを床から持ち上げ膝まで持ち上がったら、勢いよくジャンプする。
③ジャンプの勢いを使い、頭上まで持ち上げ固定する。
ハイスナッチで意識することは、ハイクリーンと同様で軽い重量をよりはやく持ち上げれるかを意識してやってみると良いです。
ハイクリーンと違うところは、ハイスナッチの方が、バーベルの移動距離が遠くなるため、より身体の連動性と瞬発力が必要となってくるので、ハイクリーンよりも技術が必要になると思われます。
頭上に素早く持ち上げることによって、ハイクリーン以上の効果が期待できます。
まとめ
今回、ご紹介したウェイトトレーニングは
・スクワット
・ハイクリーン
・ハイスナッチ
の3つです。
まず、投げに必要な下半身の土台作りがとても重要なことだと思います。
やり投げは、上半身の力だけではやりに力を伝えることは難しいです。
野球においても、腕だけの力では速い球なんて投げることはできません。
しかし、下半身の土台がしっかりしていると、体重も前に乗り、速い球が投げることができるのです。
野球と同じようにやり投げにおいても、下半身の土台がしっかりとし、身体を連動させることによって爆発的な力を生み出すことができます。
下半身の土台がしっかりと作れるよう、筋力アップを目指していきましょう。
今回ご紹介させて頂いたトレーニングを実践したことがない高校生は、是非実践してみてください。