・なぜやり投げ選手はスローイングベルトをしているのか。
・腰の痛みを軽減してくれるスローイングベルトをご紹介。
やり投げ選手においてスローイングベルトというのはスパイクの次くらいに大切な道具だと思います。
やり投げに限らず他の投擲競技でもほとんどの選手がスローイングベルトを着用して試合に出ています。
その理由は、投擲競技は腰への負荷が大きい競技だからです。
やはり、投げる競技ですので重いものを遠くへ投げようとすると、腰を捻る動作があるため腰へ負荷がかかっているのです。
特にやり投げにおいては、体を捻る動作だけではなく、助走のスピードを踏み込みと同時に殺すため腰への衝撃が強く、腰を痛める選手も多いです。
僕も高校1年生からやり投げを始め、その時から引退するまで腰の痛みに悩まされてきました。
腰痛を持ちながら競技をしている選手がほとんどだと思います。
やり投げ選手にとってスローイングベルトは着用した方がいいと思います。
スローイングベルトは、腰を締め付けることによって腹圧を高めてくれ、腰の痛みを和らげてくれる効果があります。
そこで今回は、腰の痛みを軽減してくれるスローイングベルトについて解説していきます。
おすすめのスローイングベルトはこれだ!
スローイングベルト
今回僕がご紹介するスローイングベルトは、
・ザムスト 腰サポーター
・ファイテン 腰サポーター
・ノルディック スローイングベルト
の3つです。
この3つのスローイングベルトについて詳しく解説していきます。
ザムスト 腰サポーター
ザムストというサポーターメーカーを見たことがある人が多いと思います。
スポーツショップやドラッグストアなどで取り扱いされており、非常に手に入りやすいサポーターだと思います。
ザムストはスローイングベルトではありませんが、腰を守るといった面でもスローイングベルトとして使用することができます。
僕もやり投げを始めた頃は、このザムストの腰サポーターをつけて練習したり、試合に出てました。
この腰サポーターは、二重構造になっており、太いベルトの上に細いベルトが巻かれています。
そのため、太いベルトを着けた後、細いベストでさらに締め付けることによって、より腹圧を高めることができるのです。
市販でも購入できるため、初心者の方におすすめの腰サポーターと言えるでしょう。
ファイテン 腰サポーター
ファイテンというメーカーは、陸上競技をしている方ならほとんど知っているメーカーだと思います。
ファイテンと言えば、チタンネックレスを思い浮かべる人が多いと思いますが、腰サポーターも優秀なのです。
ザムスト同様、二重構造となっており、さらにサポーターの中に4枚のプラスチックの板が入っています。
着用した際にその4枚の板が腰を覆うようにして守ってくれるため、腹圧がさらにかかります。
僕も高校3年生の頃から引退まで使い続けた腰サポーターなので、おすすめの商品と言えます。
プラスチックの板が付いており、動きにくいと思われがちですが、むしろとても動きやすい印象でした。
ザムストに比べたら値段は上がりますが、より腹圧を高めたい人にはおすすめです。
ノルディック スローイングベルト
ノルディックのスローイングベルトは、やり投げのトップ選手ならほとんど着けてるイメージがあると思います。
スローイングベルトと言ったらノルディックと言っても過言ではありません。
このノルディックのスローイングベルトも二重構造になっているのはもちろん、ベルトの幅が大きいため、腰から骨盤までしっかりと保護してくれます。
また、プラスチックの板もベルトの中に入っており、腹圧のかかり具合もこれまでのベルト以上に期待できます。
僕もこのスローイングベルトを着けたことがありますが、腹圧がかなりかかってる感じですが、投げ動作には支障はなく、動きやすいのが印象的でした。
値段はちょっと高めですが、投げの衝撃に耐えるためにもこのスローイングベルトは買うべきだと思います。
まとめ
今回の記事で重要なポイントは、
・やり投げは腰への衝撃がとても強いため、スローイングベルトを着用するべきである。
・スローイングベルトは、腹圧を高めることによって腰の痛みを軽減してくれる役割がある。
今回は、腰の痛みが軽減するスローイングベルトについて解説してきました。
スローイングベルトがあるのとないのとでは腰への負担のかかり方が全然違います。
腰を痛めてしまうと、完治するのに時間がかかります。
腰の怪我予防と言った面でもスローイングベルトは着用するべきだと言えるでしょう。
しかし、性能が良いスローイングベルトが良いとは限りません。
自分の体に合ったスローイングベルトを選ぶようにしましょう。
バイバイ!